第51回(2019年度第2回) “Find-Your-Role-Model” Session が開催されました
9月10日に開催された第51回Find-Your-Role-Model Sessionでは、結核研究所の医療担当官である小林さより先生をお招きしました。
小林先生はWHOや国境なき医師団を含むご自身のキャリアをご共有くださいました。その中で、世界の健康レベル向上へ貢献する2つの形をご紹介くださいました。
1つ目は実際の現場で活躍する形です。小林先生はケニア、スーダン、パキスタンなどの発展途上国に医療提供者として赴かれました。これらの国では提供される医療の質自体だけでなく、疾病予防につながる衛生環境やそのためのインフラが不十分であることが多く、最初のステップは環境を構築することが重要になります。たとえば、蚊帳の設置です。蚊帳は蚊の侵入を妨ぐことにより、多くの伝染性疾患の予防につながります。しかし、発展途上国の健康レベル低下の原因となっている様々な問題は相互に関連しているため、1つの原因や限られた医療機関の改善だけでは国レベルの健康レベル向上の実現には繋がりません。
そこで、2つ目の形の重要性につながります。WHO本部を最たる例とした、健康/医療に関する国際機関です。そのような場所では、医学や歯学などのさまざまな分野の専門家が、発展途上国から収集したデータを分析し、解決策を検討します。解決策提示により世界規模での健康レベル向上に貢献できる反面、現場の最新情報の正確な把握と反映が課題であるとのことでした。
小林先生はWHOや国境なき医師団を含むご自身のキャリアをご共有くださいました。その中で、世界の健康レベル向上へ貢献する2つの形をご紹介くださいました。
1つ目は実際の現場で活躍する形です。小林先生はケニア、スーダン、パキスタンなどの発展途上国に医療提供者として赴かれました。これらの国では提供される医療の質自体だけでなく、疾病予防につながる衛生環境やそのためのインフラが不十分であることが多く、最初のステップは環境を構築することが重要になります。たとえば、蚊帳の設置です。蚊帳は蚊の侵入を妨ぐことにより、多くの伝染性疾患の予防につながります。しかし、発展途上国の健康レベル低下の原因となっている様々な問題は相互に関連しているため、1つの原因や限られた医療機関の改善だけでは国レベルの健康レベル向上の実現には繋がりません。
そこで、2つ目の形の重要性につながります。WHO本部を最たる例とした、健康/医療に関する国際機関です。そのような場所では、医学や歯学などのさまざまな分野の専門家が、発展途上国から収集したデータを分析し、解決策を検討します。解決策提示により世界規模での健康レベル向上に貢献できる反面、現場の最新情報の正確な把握と反映が課題であるとのことでした。
日時: | 2019年9月10日(火) 18:15~19:00 |
場所: | M&Dタワー8階南、G-Lab |
ゲスト: | 小林さより先生 小児科医、公益財団法人結核予防会 結核研究所 国際協力・国際情報センター員 |