第54回(2020年度第1回) “Find-Your-Role-Model” Session が開催されました
2020年度第1回目 (通算54回目)となるFind-Your-Role-Model Sessionでは、パリ パスツール研究所疫学部門にてパーマネント・リサーチャーとしてご活躍されている島川祐輔先生をゲストとしてお招きしました。初のオンライン開催ながら100人近くが参加くださり(学生、研修医、大学院生、教員)し、大盛況を呈しました。
島川先生は、東京慈恵会医科大学ご卒業後、手稲渓仁会病院、国境なき医師団(MSF)、長崎大学熱帯医学研究所を経たのちに、西アフリカ・ガンビア共和国の英国医学研究会議研究所(MRC)を拠点として活動しながら、ロンドン大学衛生学熱帯医学大学院(LSHTM)にて疫学修士号および博士号を取得されました。2014年よりパリ・パスツール研究所にて感染症疫学をご専門として研究をなされており、アフリカにおける肝炎対策の第一人者としてご活躍されています。
セッションでは、島川先生のこれまでのご経歴やターニングポイントに加え、先生が現在取り組まれているサハラ以南のアフリカ諸国でのB型肝炎対策の現状と課題についても詳しくお話しいただきました。特に、B型肝炎施策の実装においては、当該地域の文化社会的側面や政治的側面の理解と柔軟な対応が必要であり、人類学者など協力のもとに真の現場のニーズをくみ取ることの重要性とその難しさについても共有していただきました。学生にとって、途上国が直面している医療問題について具体的に考える貴重な素晴らしい機会となり、参加者からはオンライン開催ながら多くの質問が挙がりました。
また、ゴールに至るための手段は数多くあるとしたうえで、島川先生からは「目的と手段を取り違えないことが重要」とのお言葉を学生へのアドバイスとしていただきました。研究においてもキャリアプラン構築においても鍵となるこの考え方に、参加者は大変感銘を受けた様子でした。
島川先生は、東京慈恵会医科大学ご卒業後、手稲渓仁会病院、国境なき医師団(MSF)、長崎大学熱帯医学研究所を経たのちに、西アフリカ・ガンビア共和国の英国医学研究会議研究所(MRC)を拠点として活動しながら、ロンドン大学衛生学熱帯医学大学院(LSHTM)にて疫学修士号および博士号を取得されました。2014年よりパリ・パスツール研究所にて感染症疫学をご専門として研究をなされており、アフリカにおける肝炎対策の第一人者としてご活躍されています。
セッションでは、島川先生のこれまでのご経歴やターニングポイントに加え、先生が現在取り組まれているサハラ以南のアフリカ諸国でのB型肝炎対策の現状と課題についても詳しくお話しいただきました。特に、B型肝炎施策の実装においては、当該地域の文化社会的側面や政治的側面の理解と柔軟な対応が必要であり、人類学者など協力のもとに真の現場のニーズをくみ取ることの重要性とその難しさについても共有していただきました。学生にとって、途上国が直面している医療問題について具体的に考える貴重な素晴らしい機会となり、参加者からはオンライン開催ながら多くの質問が挙がりました。
また、ゴールに至るための手段は数多くあるとしたうえで、島川先生からは「目的と手段を取り違えないことが重要」とのお言葉を学生へのアドバイスとしていただきました。研究においてもキャリアプラン構築においても鍵となるこの考え方に、参加者は大変感銘を受けた様子でした。
日時: | 2020年7月2日(木) 19:00~20:00 |
ゲスト: | 島川 祐輔先生 パリ・パスツール研究所 パーマネント・リサーチャー |