第55回(2020年度第2回) “Find-Your-Role-Model” Session が開催されました

2020年度第2回目 (通算55回目)となるFind-Your-Role-Model Sessionでは、アイルランド王立外科医学院でO’Brien Chair of Global Surgeryに着任されたMark G. Shrime教授をゲストとしてお招きしました。前回に続いて2回目となるオンライン開催でした。

Shrime教授は、長男として産まれ、幼少期から進路に関して親から「弁護士(lawyer)、医者(doctor)、それか失望か(failure)」の三択しか与えられなかったそうです!医者の道を選んでいなければ、言語学者かミュージシャンになっていただろうとおっしゃっておられました。テキサス大学でMDを取得、耳鼻咽喉科の研修を修了、ハーバード公衆衛生大学院でMPH、ハーバード大学で保健政策(意思決定科学)のPhDを取得され、低・中所得国における外科手術の提供に向けて活動しながら、健康と貧困の交差点に特に関心を持って取り組んでいらっしゃいます。

セッションでは、Shrime教授のこれまでのご経歴や海外でのご経験に加え、医療従事者としての進路の決め方に関するアドバイス(進路を考える際は、視野に入れているキャリアパスで最も高い地位とは何かをそれぞれ考え、比較検討する)や、Shrime教授が現在取り組まれている低・中所得国における外科的治療へのアクセス向上における、外科的処置を行うための医療人材やインフラ不足等の現状課題についても詳しくお話しいただきました。研究、政策、草の根のどのレベルでの貢献を目指すかに関し、学生時代から備えておくべき心構えや学生時代にしておくべきことについても共有していただきました。学生からはShrime教授のワークライフバランスにも関する質問も挙がり、臨床とプライベートの時間をより充実に過ごす方法についてもお話しいただきました。

InterviewQ&A01Q&A02

2020.9.24 Mark Shrime先生 FYRM(JP)
日時:

2020年9月24日(木) 18:00~19:00

ゲスト:

Mark G. Shrime教授

アイルランド王立外科医学院 O’Brien Chair of Global Surgery

  • HOME
  • 活動報告
  • 第55回(2020年度第2回) “Find-Your-Role-Model” Session が開催されました
ページトップ