第28回(2016年度第4回) “Find-Your-Role-Model” Session が開催されました
第28回 “Find-Your-Role-Model” Session 2016年9月29日
シリーズ第28回目となる2016年9月29日のセッションでは、フリーランスの顎顔面口腔外科医である岩田雅裕先生をお招きしました。岩田先生は大学をご卒業後、クリニックでの勤務を経て口腔外科医への道を進まれました。総合病院の口腔外科部長としてご活躍されていらっしゃった2000年にカンボジアの小児病院を訪れたことがきっかけで、日本で勤務する傍ら医療支援をスタートされ、2013年にフリーランスに転身されました。現在では、日本で活動資金を調達しながら、毎月1週間から10日ほどカンボジア、ラオス、ミャンマー、中国などへ赴き、無償で手術を行う医療支援をなさっています。
セッションでは、現地で活動している様子の写真を多く交えながら、岩田先生の豊富なご経験や、フリーランスとしてのご活動について伺いました。岩田先生のお話の中で特に大切だと感じたことは以下の3点です。
•学生時代は色々な国や場所へ足を運んで、その現場を自分の目で見ること。
•現地で医療現場に入る際には、現場のスタッフと自らコミュニケーションを十分にとり、信頼関係を築く努力を怠らないこと。
•現地の限られた医療設備を利用して手術を行えるようになるために、日本で十分な経験を積むこと。その際、どんな症例にも100%以上の力を出して臨むこと。
私たちは、こうなりたいという理想を求めて、ついつい気持ちが先走ってしまうことがあるかもしれませんが、医療者としての自分の基礎を十分に培わなければ、途上国での医療支援などできないと痛感させられました。もちろん医学的な知識や技術も重要ですが、それと同じくらい大切なのは相手を理解し受け入れる包容力だと思いました。岩田先生から普段なかなか聞けないトピックのお話を伺うことができ、また自分を見つめ直す良い機会となり、大変有意義な1時間となりました。
セッションでは、現地で活動している様子の写真を多く交えながら、岩田先生の豊富なご経験や、フリーランスとしてのご活動について伺いました。岩田先生のお話の中で特に大切だと感じたことは以下の3点です。
•学生時代は色々な国や場所へ足を運んで、その現場を自分の目で見ること。
•現地で医療現場に入る際には、現場のスタッフと自らコミュニケーションを十分にとり、信頼関係を築く努力を怠らないこと。
•現地の限られた医療設備を利用して手術を行えるようになるために、日本で十分な経験を積むこと。その際、どんな症例にも100%以上の力を出して臨むこと。
私たちは、こうなりたいという理想を求めて、ついつい気持ちが先走ってしまうことがあるかもしれませんが、医療者としての自分の基礎を十分に培わなければ、途上国での医療支援などできないと痛感させられました。もちろん医学的な知識や技術も重要ですが、それと同じくらい大切なのは相手を理解し受け入れる包容力だと思いました。岩田先生から普段なかなか聞けないトピックのお話を伺うことができ、また自分を見つめ直す良い機会となり、大変有意義な1時間となりました。
HSLP Student Host
日時: | 2016年9月29日(木) 18:00~19:00 |
場所: | M&Dタワー8階南、G-Lab |
ゲスト: | 岩田 雅裕先生 Maxillofacial and Oral Surgeon |