本学では、基礎医歯学/臨床医歯学/医療政策/医療産業など様々な分野において、グローバルな舞台で活躍する本学卒業生やリーダーの方々と在学中の皆さんとの交流イベント「”Find-Your-Role-Model” Session」を、シリーズとして企画実施しています。将来のグローバルリーダーを目指す皆さんが、皆さんの先輩やリーダー達との交流（形式ばらず、皆が遠慮なく発言できる、トークショー形式）を通して、刺激を受け、そして自らのよきロールモデルを得て、今後のキャリア形成に活かしていただくことを目的としたものです。

今回は、テキサス大学ヒューストン校歯学部准教授の小野法明先生をお招きします。小野先生は2003年に本学歯学科卒業後、本学にて博士課程を修了され、その後も頭蓋顔面形成/疾患/再生に重要な役割を果たす骨格系幹細胞の基礎研究を継続されました。そして、2009年に渡米後、着実に研究成果を積み重ね、大きなNIHグラントも複数獲得され、ハーバード医学校マサチューセッツ総合病院（講師）において研究を行われました。その後、ミシガン大学歯学部（准教授）を経て、現在、骨代謝のメッカであるテキサス大学ヒューストン校において准教授として研究に従事され、主にマウスジェネティックスを用いて骨格系幹細胞の役割の解明に取り組まれていらっしゃる、「すでに業界の多くの重鎮が慕う、次世代のエース」（浅原弘嗣教授談）です。また同時に、次世代の歯科医師の教育にも精力的に従事されていらっしゃいます。

本セッションは座談会形式で、以下の点を中心に議論していきます。

トピックス

1）キャリアビジョンとこれまでのご経歴について

ご自身のキャリアビジョンとそれを抱くに至った背景/きっかけ、研究職を目指した経緯、ロールモデル、キャリア分岐点での判断、これまでの苦難や失敗とそれらをどう乗り越えたか、ご自身が描く未来像など

2）ご研究内容

今まで行われてきたご研究及び現在従事されている骨格系幹細胞のご研究について、今後の展望など

3）研究におけるマインドセット

研究テーマの設定について、研究を行う上で意識していること、新しいアイデアを生み出すために心がけていることなど

4）学生/若手医療人に向けたアドバイス

将来基礎研究者としてのキャリア構築を目指す学生/若手研究者の持つべき心構え、キャリア構築において気をつけるべき点/意識しておくべきこと、学生のうちにやっておくべきことなど