本学では、基礎医歯学/臨床医歯学/医療政策/医療産業など様々な分野において、グローバルな舞台で活躍する本学卒業生やリーダーの方々と在学中の皆さんとの交流イベント「”Find-Your-Role-Model” Session」を、シリーズとして企画実施しています。将来のグローバルリーダーを目指す皆さんが、皆さんの先輩やリーダー達との交流（形式ばらず、皆が遠慮なく発言できる、トークショー形式）を通して、刺激を受け、そして自らのよきロールモデルを得て、今後のキャリア形成に活かしていただくことを目的としたものです。

今回は、ILO南アジアディーセントワーク技術支援チーム、労働安全衛生・労働監督シニアスペシャリストでいらっしゃる川上剛先生をお招きします。川上先生は1984年に本学医学科卒業後、本学にて博士課程を修了され、産業医学総合研究所（現；労働安全衛生研究所）、労働科学研究所（現；大原記念労働科学研究所）での勤務を通して、日本とアジア各国のさまざまな労働現場の安全衛生調査研究および改善のためのトレーニングプログラム作成と実施に携わってこられました。その後は、2000年よりILO（国際労働機関）に勤務され、バンコク、ジュネーブ本部でのご活躍を経て、現在はニューデリーチームに移り、インド・南アジア各国における労使参加型の労働安全衛生改善の推進、ILO条約の普及、各国の労働安全衛生政策法制度および労働監督制度強化に取り組んでいらっしゃいます。

本セッションはトークショー形式で、以下の点を中心に議論していきます。

トピックス

1）キャリアビジョンとこれまでのご経歴

ご自身のキャリアビジョンとそれを抱くに至った背景/きっかけ、国際機関を目指した経緯、ロールモデル、キャリア分岐点での判断、これまでの苦難や失敗とそれらをどう乗り越えたか、ご自身が描く未来像など

2）ご活躍内容

現在取り組んでいらっしゃること、今後のキャリア展望など

3）マインドセット

国際機関で働くことの意義ややりがいとチャレンジ、国際機関で働くにあたり、意識していること、心がけていることなど

4）学生/若手医療人に向けたアドバイス

将来国際機関でのキャリア構築を目指す学生/若手医療人の持つべき心構え、キャリア構築において気をつけるべき点/意識しておくべきこと、学生のうちにやっておくべきことなど