本学では、基礎医歯学/臨床医歯学/医療政策/医療産業など様々な分野において、グローバルな舞台で活躍する本学卒業生やリーダーの方々と在学中の皆さんとの交流イベント「”Find-Your-Role-Model” Session」を、シリーズとして企画実施しています。将来のグローバルリーダーを目指す皆さんが、皆さんの先輩やリーダー達との交流（形式ばらず、皆が遠慮なく発言できる、トークショー形式）を通して、刺激を受け、そして自らのよきロールモデルを得て、今後のキャリア形成に活かしていただくことを目的としたものです。

今回は、武田薬品工業株式会社のHead of Japan Medical Office である大山尚貢先生をお招きします。大山先生は、北海道大学医学部卒業後、循環器内科での研修を経て同大学院にて博士号を取得されました。その後、米国ハーバード大学医学部血管医学教室にて2004年から2006年までpostdoctoral fellowとして血管内皮・血管平滑筋に関する研究に従事された後、2006年よりアストラゼネカ株式会社研究開発本部およびメディカルアフェアーズ部の医学専門家として製薬業界でのキャリアをスタートされました。2010年にはMBAを取得され、2013年にメディカル本部部長としてノバルティスファーマ株式会社に異動、2015年から2017年にスイス本社でのGlobal Medical Affairs Directorを経て日本に戻りメディカル本部執行役員本部長を歴任し探索開発開発統括部の執行役員統括部長としてご活躍されました。そして、2022年7月に武田薬品工業株式会社Head of Japan Medical Officeに就任されました。

本セッションはトークショー形式で、以下の点を中心に議論していきます。
 

トピックス

1）キャリアビジョンとこれまでのご経歴について
ご自身の抱く社会の未来像(vision)とご自身の使命(mission)、それらの着想背景、製薬業界へのキャリア転換の決断とその背景、ビジネススクール進学動機

2）ご活躍内容
現在のポジションで期待されている役割と業務内容、人々の健康レベル向上に向けて、アカデミアと製薬企業それぞれが担う役割、現在のご活躍における基礎医学経験や、ビジネススクールでの学びの意義

3）リーダーシップの発揮とコミュニケーション
多国籍企業で、様々な文化的背景/経歴を持ったメンバーを率いる時意識されていること、苦悩や失敗と、それらをどう乗り越えられたか、特にコロナ禍において、コミュニケーションで工夫されていること

4）学生/若手医療人に向けたアドバイス
製薬業界について、学生時代に認識しておくべきこと、多国籍組織での将来の活躍のために、学生時代にやっておくべきこと