本学では、基礎医歯学/臨床医歯学/医療政策/医療産業など様々な分野において、グローバルな舞台で活躍する本学卒業生やリーダーの方々と在学中の皆さんとの交流イベント「"Find-Your-Role-Model" Session」を、シリーズとして企画実施しています。将来のグローバルリーダーを目指す皆さんが、皆さんの先輩やリーダー達との交流（形式ばらず、皆が遠慮なく発言できる、トークショー形式）を通して、刺激を受け、そして自らのよきロールモデルを得て、今後のキャリア形成に活かしていただくことを目的としたものです。

今回は、本学大学院医歯学総合研究科 生体環境応答学講座 免疫学分野の教授でいらっしゃいます、佐藤荘先生をお招きします。佐藤先生は、2010年に大阪大学 医学研究科博士課程を修了後、大阪大学 微生物病研究所 自然免疫学研究分野、同大学 免疫学フロンティア研究センター 自然免疫学研究分野にて、主にマクロファージの研究(マクロファージの各サブタイプへの分化に必要な因子や、新しい疾患特異的マクロファージの発見)に従事され、その研究内容が世界的脚光を浴び、若くして本学免疫学分野の教授に着任されました。現在は、マクロファージを始めとした免疫細胞の多様性の研究、免疫系-非免疫系細胞のクロストークの解明、ヒト疾患との関連性、自然免疫に関する基礎・応用研究、などのテーマでご活躍されています。免疫学分野の最先端を牽引する研究者として、平成29年度文部科学大臣若手科学者賞、令和2年度日本学術振興会賞など、数多くの賞を受賞されています。

ご自身のキャリアについて    
現在のキャリアに至った経緯、特に研究職を目指した理由、キャリア分岐点での判断、ロールモデル、今後のキャリアビジョンなど  

ご研究内容   
疾患特異的マクロファージの概要、非免疫系細胞とのクロストーク、ヒト疾患への応用、製薬企業との共同研究について

マインドセット    
研究を行う上で心がけていること、研究での苦悩や失敗をどのように乗り越えたか

学生/医療従事者に向けたアドバイス    
学生のうちに基礎研究を経験する意義、研究者を目指す学生が大学在学中に身に付けるべきこと、臨床で働く人も身に付けておくべき研究の考え方