「取らなかった道」を選ぶみなさんへ
「取らなかった道」を進むことは、想像を超えた数多くの困難に直面することだと思っています。威勢よく出航したのはつかの間、いつしか帆はたるみ、不条理と運の悪さを嘆くこともあるでしょう。もしかすると、全てを投げ出したくなることさえあるかもしれない。そんなとき、初心に立ち返るきっかけを与えてくれるのは、志を同じくするコミュニティの存在です。このプログラムは、道なき道を進む決断をしたみなさんに、何より原点回帰のための場を提供するはずです。そして順風満帆なときではなく、むしろ全てを諦めかけたとき、みなさんはこのプログラムを選んだことを、心から幸運に思うはずです。
向川原 充
Mitsuru Mukaigawara
医学部医学科2012年度卒業生
沖縄県立中部病院内科研修医。学生時代より医療と外交を通じた国際貢献に興味を持ち、カンボジアやインドでフィールドワーク。世界保健機関本部(スイス・ジュネーブ)にてインターンシップ。国際学生会議G8/G20 Youth Summitの設立にも参画した。本学の留学制度を利用しハーバード大学にて行った臨床実習では、多くの尊敬する友人やメンターにめぐり逢い、その出会いは今でも貴重な財産となっている。2014年沖縄県立中部病院Outstanding Intern Award受賞。医師 (東京医科歯科大学)。
Ask, Seek, Knock
人生の道は、日々与えられる機会やご縁によってひらかれていくのだと信じています。私がこうしてアメリカで麻酔科のレジデントとして研修をさせていただけることになったのも、医科歯科時代に出会った方々や、学生時代に与えられた一つひとつの経験のお蔭だと、日々感謝しています。医科歯科は、国境をこえて仕事をしたいと願う学生のみなさんが、一歩でも二歩でも世界の舞台へと近づけるような、素晴らしいopportunitiesで溢れています。
“Ask and it will be given to you; seek and you will find; knock and the door will be opened to you.”
世界で仕事をしたいと考えていらっしゃるみなさん、ぜひ医科歯科グローバル・プログラムの扉をノックしてみてください!